予防歯科

バイオロジーからみる歯周病

予防歯科

世界のどこにいてもあらゆる分野の情報が入手できる近代社会では、虫歯や歯周病などの原因菌について何らかのお話を聞いたことが全く無いという人は少ないかもしれません。

しかし、日々の診療の中で患者さんのお話をうかがう度に、これらお口の病気について正しい理解が十分になされていないことに驚かされることがよくあります。
ある面では知識豊富なのですが、たまたま自分の周囲の人から聞いた根拠の無い私見であったり、様々な情報が私たちの周りを飛び交い、いったいどれを選択して良いのわからなくなっている様子がしばしば伺えます。

確かな判断基準を持って自分に必要な正しい情報・曖昧な情報の選別をし、健康な歯を、そして健康な体を長く維持できるよう、病気になる前に積極的に各医院で行われている予防プログラムに参加して理解を深めることをおすすめします。

まずは、病気にならないようにする防ぐこと、そしてもし病気になってしまっても病気の進行を許さない強い体づくりが大切です。

臨床医である私も、「古い」と言われるかもしれませんが、まだ実績の無い新しい治療法、適切な表現ではないかもしれませんが、流行りの治療法、年々進化する様々な歯科用材料にすぐに飛びつく、ということに対してはとても慎重に考えています。どうなるのかわからない、バイオロジーが解明されていないもの、科学的根拠の立証されていないもの、確信が持てないことには石橋をたたいて、たたいて、たたいて、・・も、やはり渡らないでしょう。中国のことわざで「ゆっくり行くことを恐れるな、立ち止まることを恐れろ」というものがあります。本来、「Rolling stone bears no moss」(転がる石に苔はえぬ)と同じような意味なのだと思いますが、日々進化する歯科医療のなかで、わたしたちにとって本当に有効なものをじっくりと選択して、しかしとどまることなく、研究と研鑽の歩みを進める方向へベクトルを向けていこうとする姿勢を重ねて思うところがありました。

もうひとつ、忘れてはならない言葉があります。

「治療が大工仕事と異なると考えるならば、術式を行う前に先達が教えてくれた臨床経験を信頼し、予期せぬ問題に対してその知識を持つよう、また永年恩恵に浴された患者の意見に耳を傾けてください。それが医学です。」 

ペル・イングヴァール・ブローネマルク教授(抜粋)


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PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)をご存知ですか?

PMTCとは、専門のトレーニングを受けた歯科医師・歯科衛生士が、歯の表面についた歯垢(細菌の塊)や沈着物を特殊な医療器機を使って完全に取り去った後、歯垢(細菌の塊)の再付着を防ぎ歯の質を強くするためにフッ素を塗布する行為をいいます。

ムシ歯・歯周病の予防管理を目的として北欧(1971年)でシステム化され,現在多くの国で行われています。唾液検査をはじめとする歯周精密検査の判定のもと個々人のリスクに応じた間隔でPMTCを受ける事でムシ歯の再発及び歯周病の進行を防ぐことができます。今なおPMTCの効果効能の長期的研究は世界各地で続けられています。

PMTCによって得られる効果とは

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  1. 歯周疾患の予防・改善バイオフィルムを除去し、歯と歯肉を健康な状態に保つ
  2. むし歯予防バイオフィルムを破壊し、フッ素塗布によってプラークの再付着を防ぎ、むし歯の発生や進行を抑える
  3. 歯質の強化歯の再石灰化を促進する
  4. 審美性の向上(実際審美目的での要望も多く頂きます。):ステイン(タバコのヤニ、コーヒー・お茶の着色)を除去し、白く美しい自然な歯の光沢を回復する

PMTCは歯と歯肉を専用器具を使用して慎重に丁寧にクリーニングしていきますので、お口の中がどんどんきれいになって気持ち良くなる実感がもてますので、定期的に行うことで、お口の健康に対するモチベーション(予防ケアが必要であるという意識)の維持・向上につながります。(二次的効果)

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