「臨床家のための限局矯正(L.O.T)」
2011-11-21
11月上旬週末に開催、「臨床家のための限局矯正(L.O.T)」の勉強会にて
(JIADS新大阪研修所)
今回の勉強会は局所的に対応することのできる症例についてに限定しています。
矯正治療は現在の歯の位置にあわせて治療するのではなく、歯の位置を治療に合わせて変えること、また歯槽骨や歯肉をリモデリングすることで、歯周組織を再生することができます。しかし我々臨床家が、計画した歯の移動を生体が受け入れ、かつその歯の位置で安定した咬合機能や審美性が長期間維持できることをゴールとした上で、高度な歯周、補綴治療との包括的治療としてのLOTの意義を改めて認識しました。
「位置異常の歯を好ましい位置に移動したあとは、その歯が新しい位置での支持と維持に関係するすべての組織がその新しい条件に応じるように、構造においても、機能においても完全に変わってしまうまで、これらの歯を機械的に維持しなければならない
(アングルの言葉/グレーバー歯科矯正学)」 |
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