レーザー治療

「レーザー治療」という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、歯科治療でどのように活かされているかご存知でしょうか?

レーザーは産業界では通信や計測、機械の加工などに使われますが、歯科医療では、麻酔、歯周病治療、歯根の治療、歯ぐきの黒ずみ(メラニン)の除去など、幅広い用途に応用されています。

たとえば、通常の歯科治療にレーザー治療を併用することで

  • 音や振動、痛みがほとんどなく、
  • 早期に症状が改善したり、
  • 炎症を抑えたり、
  • 消毒・殺菌効果があり、
  • 組織の活性化作用(歯肉を健康な状態に戻します。)

などの効果があります。これによって麻酔や鎮痛剤、抗生物質などの薬の使用量を減らすことができます。

また副作用もなく、妊娠中の方やアレルギー体質の方、高血圧の方、心臓病でペースメーカーを使用している方にも安心して治療ができるというメリットがあります。

インプラント治療においては、歯肉切除などの際にもよく使われ、副作用がない、止血作用がある、縫合が不要などのメリットがあります。

レーザー治療のほんの一例をご紹介しましょう。

むし歯の診断

むし歯にレーザーをあてると、音と数値でむし歯の程度を測定することができます。数値が高いほど虫歯もひどく、高い周波数の音がでます。 数値が50を超えているようなら、残念ながら従来通り削って詰めるか、神経の処置を行います。逆に50以下なら予防的処置を行いながら経過観察していくことになります。

むし歯の予防

歯の表面にレーザーをあてると、再石灰化を促進して歯質が強化されるので、むし歯菌の酸に抵抗しやすくなり、むし歯になりにくくなります。

知覚過敏症の処置

冷たい物を食べるときや冷たい飲み物を飲むときなどに、一時的に歯が痛くなる知覚過敏症の場合、フッ素を用いたうえレーザーをあてると痛みを軽減することができます。

歯周病(歯槽膿漏)の治療

歯周病菌という細菌が原因で歯周病になります。歯周病になると、歯ぐきから血が出たり口が臭くなったりします。また、そのまま歯周病が進行してしまうと、歯が抜けてしまう病気です。歯ぐきがはれた場合は、レーザーで歯と歯ぐきの間からウミを出すことで、痛みとはれがやわらぎ、早く治癒します。また、歯ぐきにレーザーをあてることで、殺菌効果も期待できます。

口内炎の治療

口内炎になってしまうと、食事をするときにも痛みを感じることがあります。口内炎の部分にレーザーをあてると、痛みやしみるのを防ぎ、早く治癒します。

根管治療(歯の根=神経の治療)

歯の根、歯の神経の治療をするとき、レーザーをあてると、歯の根の内部を殺菌することができます。また、痛みやはれ、炎症なども早くおさまります。

入れ歯による痛みをやわらげる

入れ歯と歯ぐきが接するところにできものやただれができてしまった時に、レーザーを使うと炎症や痛みをやわらげることができます。

歯ぐきの黒ずみを除去

メラニン色素が歯ぐきに沈着すると、歯ぐきが黒ずんでしまいます。レーザーをあてると、黒ずみの原因であるメラニンを、痛みもなく短時間で除去できます。数日~1週間ほどで、きれいなピンク色の歯ぐきになります。

歯を抜いた後の止血や痛みをやわらげる

歯を抜いた後などは、血が止まりにくく、痛みが続くことがあります。歯を抜いた後にレーザーを使うと、止血や殺菌、消毒などに効果があり、痛みをやわらげたり早く治癒するなどの効果があります。

顎関節症の処置

顎関節症になると、口が開けにくくなったり、あご周辺に痛みを感じることがあります。レーザーをあてると、この痛みをやわらげることができます。また、口がだんだんと開けやすくなってくる効果も期待できます。

腫瘍の切除

通常のメスの代わりにレーザーをあてて、レーザーメスとして使用すると、腫瘍や小帯などを切除できます。出血も痛みもほとんどなく、治癒を促進する効果もあります。

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